肩コリと腰痛



腰痛と肩コリ

人の体は同じ姿勢を続けると非常に大きな苦痛を覚えます。
姿勢だけでなく、ベルトコンベヤーの前で倒れている瓶を起こすだけ……というような単純な作業にも苦痛を覚えます。
人の体は常に変化を求めるクセがあり、よって長時間のデスクワークを強いられる仕事でなおかつ意味のない単調な書類を作成する仕事というものは、体からすると拷問以外のなにものでもないのです。

 

体に苦痛を与えていると腰痛を肩コリが同時にやってきます。
肩と腰は背骨でつながっています。背骨のまわりの筋肉にはたくさんの神経が走っていて、その神経が麻痺をするので肩から腰にかけて、「ずん」とした重たい感覚を覚えるのです。

 

自分の体は自分で守るという発想

自営業をしていると自分がはたらかないと仕事もお金も入って来ないので、とにかく健康に人一倍気をつけるようになります。
サラリーマンの人はどうしてもそういう気持ちが薄くなりがちです。わが身を守る危機意識が薄くなってきます。

 

しかし自営業者であれサラリーマンであれ家族を持っています。家族とは最小単位のコミュニティーで、どんな嫁であろうと夫であろうと娘であろうと、すべてかけがえのない人です。
自分の体は自分で守るという意識を持つことが大切です。そういう意識を持ったところで、腰に気を使う人は少ないでしょう。

 

自衛手段と言えば禁煙、脂っこい食事を控えるなどといったことに気を奪われがちですが、腰という体の中心にあるものをいたわる気持ちを持って欲しいと思います。体の中心なので、腰が狂うと体のすべてが狂います。

痛い時は休めのサインと思いましょう。

肩が痛い。腰が痛い。お腹が痛い。こういう症状が出てきたらすべてを放棄して寝ましょう。
これが一番いいのです。
痛いと体が言っているということは「休んでください」と言っているのと同じです。痛いのに無理をするから、さまざまな疾患が生まれます。サラリーマンの人は痛みに鞭打って仕事をしないといけないという強迫観念があると思います。

 

特に腰痛のように「見た目はふつうの人」という症状など、歯を食いしばって耐えて終業時間まで仕事をして、なんなら残業までして「当たり前」の評価しか得られないと思います。
しかし、家族のことを思って自分の体をいたわるのであれば、痛ければ帰って寝ましょう。

 

肩コリと腰痛の両方がもれなくついてくる職業

だいたいわかっていると思いますが、デスクワーク系の仕事です。
特にパソコンをずっと使う仕事は肩コリと腰痛が一緒にやってきます。同じ姿勢をずっととっているのがまず良くありません。30分くらいで立つとか、肩をまわすとか、背筋を伸ばして座り直すとか、なにがしかの手立てを打ちましょう。

 

腰痛や肩こりは相当悪化しないと「痛い」という自覚症状に乏しいものです。
しかし、腰痛や肩こりになる前に体はサインを送っています。鈍い痛みが走ります。そのサインを見逃さないことです。サインを感じたらまわりに迷惑かもしれませんが、一度席を立つとか腕をまわすとか、そういうことをするべきなのです。

 

体はあなたの家族のように、いつも危険を察知した時は前もって親切にサインを送ってくれているのです。